相続した不動産に価値がなかったケース

相続

以前の相談者のお話です。

相続人である身内と

その土地建物を誰が相続するか

話し合いが行われたそうです。

金銭のやり取りがあり、

その相談者の方は土地建物を取得しました。

結構な金額を支払い取得したそうです。

しかしながら、その相続した不動産は

市街化調整区域の土地で

再建築はできるところでしたが

売却に出したとしても

まず買手がつかない場所にありました。

建物は古く、解体しなければなりません。

立派な建物がありましたので、

私の査定価格で売却できたとしても

解体費で赤字になりかねない状況でした。

誰がその不動産の価値を決め、

お金のやり取りがあったのか‥‥。

その方は赤字になることを嫌がり

帰って行かれました。

きっと、他の不動産業者さんを訪ねたことだろうと想像します。

「相続協議の結論が出る前に私に相談してほしかった。」

相続する不動産に必ず価値があるわけではありません。

司法書士の先生や税理士の先生は、

不動産の査定はできません。

私のような不動産業に関わるものに対し

顧客の相談に乗ってほしいと

連絡をくださる先生もいます。

すべての話が終わった後では

私に助言できることはありません。

ぜひ、これを読んでくださったあなたは

事前にご相談ください。

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